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歯周病とは

歯周病とは、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が溶けてしまう病気のことです。細菌による感染症です。そのために細菌の除去が必要となります。

歯周病は、歯肉炎と歯周炎に大きく分けられます。歯肉炎は、歯周病のはじまりで、歯肉に限局して炎症がみられ、歯を支える歯槽骨に骨の破壊吸収が見られない点が歯周炎と大きく異なります。
歯周病は、歯と歯肉の境目の溝(歯肉溝)から歯周病菌が侵入して炎症が起こり始めます。


歯周病により歯と歯肉の境目の溝(0.5㎜~2mm)が病的に深くなったものを歯周ポケットと呼びます。歯周ポケットは、軽度歯周炎で3~5㎜、中等度歯周炎で4~7㎜、重度歯周炎では6㎜以上となります。
歯槽骨の破壊に伴い、歯はグラつき、重度歯周炎では自然に抜ける事もあります。


歯周病は感染しやすい!

歯周病菌は家族単位で伝染します。つまり、親子間での垂直感染や配偶者間での水平感染が起こっています。(ペットへの水平感染も起こります。)
歯周病菌は歯周ポケット内だけではなく舌表面、粘膜表面にも存在し、唾液にも含まれております。特に夫婦間での感染は25~33%と言われています。


歯周病は全身疾患と関係しています

歯周病で人が死ぬことがあるのでしょうか?実は歯周病は心臓病や動脈硬化、そして肺炎などに関係したり、糖尿病を悪化させたりするのです。さらに、早産や低体重児出産にも関連し、最近ではアルツハイマー症候群との関係もあるといわれています。
このように、歯周病は単に口の病気だけではなく、全身の健康と密接に関係した病気なのです。



歯周病の検査

・レントゲン検査



歯周ポケットの測定検査

歯周ポケットの深さを測定し、歯周病の進行状況や炎症状態を調べます。


顕微鏡検査

   

採取したプラークを位相差顕微鏡を使って検査する事により、おおよその細菌叢の状況と歯周病菌の活動性を知ることができます。 歯周病が進行する前に細菌叢の悪化を知ることができ、予防する事ができます。歯周病菌(トレポネーマ)


歯周病菌DNA検査(リアルタイムPCR検査)

今までは、顕微鏡でしか歯肉の状態を確認することが出来ませんでした。最先端のDNA検査で科学的に歯周病菌の特定ができるようになりました。


  1. Pg菌・Td菌・Tf菌 ・・・ 3大歯周病菌(Red Complex)
  2. Aa菌       ・・・ 侵襲性歯周炎の原因菌
  3. Fn菌       ・・・ 強い臭いを出す菌

当院では、レントゲン撮影検査・歯周ポケット測定検査・顕微鏡検査・DNA検査・かみ合わせの検査の結果を総合的に判断して今後の治療方針を決定します。


歯周病の治療

  1. プラークコントロール
  2. 歯周病の第一段階で最も重要なのがプラークコントロール、つまり歯垢(プラーク)を取り除き、再び歯に付着しない様にすることです。


  3. 歯石除去
  4. 歯石は歯の表面に固くこびりつき、歯ブラシでは除去できません。そこで、超音波スケーラーやハンドスケーラと言われる専用の器具で除去します(スケーリング&スケーリング・ルートプレーニング)。


  5. 歯周外科
  6. 中等度以上の歯周炎で、初期治療によって改善がみられない場合には、外科処置を行う場合があります。それにより、歯に付着している歯石を徹底的に除去する事ができます。



  7. 歯周内科治療(薬で治す歯周病治療)
  8. まず、位相差顕微鏡でお口の中の細菌叢を調べます。


    あわせて歯周病菌DNA検査菌(リアルタイムPCR検査)も行います。

    これらの検査結果をもとに診断をし、必要な方にはお薬を使用して除菌します。
    自宅でも専用のマウスピースを作製し、除菌します(3DS併用)。その間、医院においても集中的に歯石を除去し、徹底的に除菌を行います。


    完全に除菌を終えたら、プロバイオティクス(ロイテリ菌)を服用して良い菌叢を作ってもらいます。




定期的メンテナンス

歯周病菌が再感染していないか、歯科医院での顕微鏡検査を定期的に受けるようにしましょう。
自分で一生懸命にブラッシングをしていても必ず磨けていない場所がありますので、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう!歯垢や歯石をしっかり除去する事で、歯周病を予防する事ができます。